IT業界のキャリアプラン「フリーランスが意識すべきこと」

ITエンジニアのキャリアプランとは?

その後のキャリアも意識

独立がキャリアのゴールではない

独立はゴールではなく新たなキャリアのスタートです。この大きな区切りにフリーランスとしてのキャリアプランを再構築し、さらなるスキルアップへの意識を高く持ちましょう。フリーランスになると、仕事もプライベートも会社員時代とはまったく違った生活になります。研修やセミナーの受講を会社から命じられることもないので、それ以上のスキルを身につけるかつけないかはすべて自分の意思にかかっています。

自分を客観視する

理想のキャリアに近づくためには、自分の強みと弱みを客観的にとらえ、強化すべき部分をあぶり出していく必要があります。最新の技術や言語の情報にアンテナを向けられているかを確認し、不十分ならば意識を高く持ち直しましょう。フリーランスのエンジニアは、技術だけでなく高いヒューマンスキルを求められるので、コミュニケーション力や自己表現力などについて自己分析し、改善点を見つけて対処しましょう。エンジニアとしての自分を第三者に評価してもらうと、自己評価とのズレに気づけるかもしれません。

最新情報への意識を高く保つ

IT業界は技術情報の新陳代謝が激しく、昨日覚えたことが明日は使えないということもあり得ます。会社員ならばそれでも仕事はありますが、フリーランスの場合はスキルが追いつかないと仕事にならなくなってしまう可能性もあります。IT業界で生き残っていくためにも、そのとき市場で求められていることにすぐ応えられるよう、エンジニアとしてのコンディションを最新の状態に整えておきましょう。情報収集にはインターネットだけでなく書籍や雑誌も活用し、可能であれば海外の情報にもアンテナを向けておくと、日本語で出ていないようなレア情報をキャッチできるかもしれません。フリーランス向けのイベントやセミナーの情報をこまめにチェックし、積極的に参加して同業者と情報交換をしましょう。情報を収集するだけでなくブログ等で発信をすると、他の人の役に立つだけでなく自分自身の記憶の定着にも役立ちます。

スキルアップへの努力を続ける

フリーランスになると、エンジニアとしての業務以外にもやるべき仕事が多くなります。忙しくなるとどうしても目先の仕事が最優先となり、その他のことは後回しになってしまいがちですが、仕事を長く続けていくためにも勉強の手は止めないようにしましょう。プログラミング言語と並行して英語力を強化すると、最新情報を世界中から集められるようになります。言語スキルに加えて強化しておきたいのがビジネススキルです。理論としてビジネスを学ぶことはもちろんのこと、企業との取引において現場で学べることもたくさんあります。